マユハケオモト(眉刷毛万年青)果実
↓ 2個の種子が出てきました。
マユハケオモト(眉刷毛万年青)果実
ハエマンツ(サ)ス(学名読み)
分類など…2021年11月投稿の花の続きで果実です。
果実は橙色をした長球形の液果で、長さ15mmほどです。
橙色の果実を割ると中に半透明色をした10mmほどの種子が2個入っています。
3月上旬に採種し、種まきをすると20日ほどで発芽するそうです。
メモ=液果とは、果皮や果肉が肉質で液汁が多い実のこと。
ブドウやミカン、スイカなど。
※太字の下線部をクリックすると花の記事が別窓で開きます。
Posted on 2021/12/23 Thu. 10:00 [edit]
シロヤマブキ(白山吹)果実
植栽樹
分類 : バラ科シロヤマブキ属 落葉低木
学名 : Rhodotypos scandens
分布 : 本州(岡山、広島県)の一部の地域の山地に自生
自生種は限られた地域だそうですが
庭木や公園樹などとして植栽されています。
特徴 : 樹高は1~2mほど。
葉は卵形で先は尖り、表面の葉脈が凹んでいて
縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)、長さ4~6cm、幅3~5cm。
枝先に4弁の白い花が1個咲き、花径は3~4cm。
花期は4~5月で、秋に楕円形の果実が熟します。
◉果実は痩果(そうか)といわれ、受粉したメシベは4つの萼に包まれて成長し
やがて楕円形で長さ7mmほどの光沢のある黒色の果実が4個ずつつき、9~10月頃に熟れ
翌年の花が咲く頃まで残っていることがあります。
名前の由来 : 白色のヤマブキ(山吹)ということから。
メモ=ヤマブキはヤマブキ属で、花弁は5枚、果実も1花に5個つきます。
シロヤマブキの自生種は環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定。
・痩果(そうか)とは、果実は小さく、果皮が堅く、成熟しても裂開せず
中に1個の種子を入れるもの。
※データなどは2015年4月投稿の花の記事に加筆修正しました。
Posted on 2021/12/21 Tue. 10:00 [edit]
オタカンサス(ブルーキャッツアイ)
ブルーキャッツアイ
ブラジリアン・スナップドラゴン
分類 : ゴマノハグサ(オオバコ)科オタカンサス(アケタリア)属 非耐寒性多年草
学名 : Otacanthus caeruleus(Achetaria azurea)
原産地 : ブラジル南部
特徴 : 亜低木で、草丈50~100cm。
葉は長楕円形で、先端は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)があり
長さ5~7.5cm 幅3cmほどで、芳香があります。
茎の先近くの葉の付け根から1輪ずつ花を咲かせながら上に伸びていきます。
花は細い筒状の先に2枚の青色の花弁が開き、下側花弁の中央部は白い。
上下の花弁は唇形で、長さ幅ともに2cm前後で、花径は3.5cmほどです。
名前の由来 : 学名のオタカンサスとは、ギリシア語の「耳」と「刺(とげ)」の合成語。
ブルーキャッツアイとは、青色の2枚の花弁と中央の白色を猫の瞳に例えたもの。
ブラジリアン・スナップドラゴンのスナップドラゴン(snapdragon)とは
英名のキンギョソウ(金魚草)のことで、ブラジルキンギョソウともいうそうです。
※データなどは2019年11月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2021/12/19 Sun. 10:00 [edit]
ツルバギア・フラグランス
ツルバギア・フラグランス(学名読み)
スウィート・ガーリック
分類 : ユリ(ネギ又はヒガンバナ)科ツルバギア(ルリフタモジ)属 常緑多年草
学名 : Tulbaghia fragrans (Tulbaghia simmleri)
原産地 : 南アフリカ
特徴 :性質は先に投稿したツルバギア・ビオラセア(以下「ビオラセア」)によく似ていますが
葉は「ビオラセア」より厚く、幅広いようです。
また、「ビオラセア」は葉や茎を傷つけるとニラやニンニクの臭いがしますが
当種は臭いは強くなく、代わりに花には芳香があるようです。
地面から長さ30~50cmほどの長い花茎を伸ばし
その先に筒状の先端は6弁の星型をした花を15~20個ほど付けます。
花筒の長さは2.5cm、花径は2cmほど。
花弁の中央に「ビオラセア」より突き出て目立つ副花冠があり
副花冠の先は6~数裂しています。
「ビオラセア」はあまり目立たず3裂です。
開花時期は11月頃から咲き始める秋咲き品種ということです。
名前の由来 : ツルバギアとは
南アフリカが植民地だった頃の喜望峰のオランダ人提督ツルバグ(Tulbagh)さんへの献名。
フラグランスとは、ラテン語で「よい香りのする」の意。
スウィートガーリックとは、花から甘い芳香がすることから。
メモ=花壇などで栽培されている品種は「ビオラセア」が主で
フラグランス種を見かけることはまれです。
どちらもよく似た花色姿でフラグランス種とビオラセア種を一緒にされている図鑑もあります。
違いは副花冠の形が違っています。
・日本名の属名「ルリフタモジ(瑠璃二文字)」とは
古事記でネギ(葱)を「岐(き)」と一文字で表し
ニラ(韮)は「爾良(にら)」と二文字で表していたので
宮中でニラのことを「ふたもじ」といっていたことから
「ルリ色をしたニラ」のこと。
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ツルバギア・ビオラセア
↓ 3葉は11月下旬撮影。撮影場所は別です。
ルリフタモジ(瑠璃二文字)
ソサエティーガーリック
分類 : ユリ(ネギ又はヒガンバナ)科ツルバギア(ルリフタモジ)属 常緑多年草
学名 : Tulbaghia violacea
原産地 : 南アフリカ
特徴 :ツルバギア属の栽培種で耐寒性、耐暑性が高く、生育旺盛です。
葉は細長く伸びて長さ40cm、幅は2cmほどで
茎や葉を傷つけるとニンニクやニラに似た臭いがします。
地面から長さ30~40cmほどの長い花茎を伸ばし
その先に筒状の先端は6弁の星型をした花を10数個付けます。
花筒の長さは2.5cm、花径は2cmほど。
花期が春から秋までのビオラセア種と(暖地の陽当たりのいい場所では周年)
11月頃から咲き始めるフラグランス種があります。
名前の由来 : ツルバギアとは
南アフリカが植民地だった頃の喜望峰のオランダ提督ツルバグ(Tulbagh)さんへの献名。
ビオラセアとは、すみれ色のこと。
メモ=花壇などで栽培されている品種はビオラセア種が主で
他にフラグランス種もあります。
どちらもよく似た花色姿で、ほとんど見分けが付きません。
違いは副花冠の形が違っています。
次回はフラグランス種を投稿予定です。
※データなどは2012年11月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2021/12/15 Wed. 10:00 [edit]
庭木などの黄葉…4(終)
トサミズキ(土佐水木)
4回に分けて投稿してきた我が家の庭で見られる庭木などの黄葉は
今回で終わりにします。
もう少し早く黄葉を撮ろうと思い立っていたら
まだましな葉っぱたちが撮れていたのかもしれませんが
コロナ禍の世だからとか、病み上がりだからとか
歳のせいで出歩く気力が失たからとか
冬枯れの時季だからなどと、いろいろなの言い訳を考えている間に月日が過ぎ
気が付いたら撮り貯めた画像が少なくなっていて、狭い庭で目に付いた葉っぱを写しました。
トサミズキの花は2020年3月に投稿しています。
太字をクリックするとトサミズキの花が別窓で開きます。
Posted on 2021/12/13 Mon. 10:00 [edit]
庭木などの黄葉…3
シロバナオダマキ(白花苧環)又は
ミヤマオダマキ(深山苧環)
数年前からほとんど手をかけることなく花を咲かせているオダマキです。
気が付いたら黄葉していました。
シロバナオダマキは過去に2度ほど投稿していましたが
ミヤマオダマキは投稿していませんでした。
4葉の画像の内どれがシロバナオダマキの葉か分かりませんが
花は2016年5月に投稿しています。
太字をクリックするとシロバナオダマキの花が別窓で開きます。
Posted on 2021/12/11 Sat. 10:00 [edit]